すきなのに。

一人、ノートを拾い集める。ふと、もう一人の手が、その先には悠斗君が・・・

私は、とても、びっくりした。なんで、ここに悠斗君が?

拾い集めるとお礼を言い、職員室に向かおうとした。そのとき、

「一緒に運ぶ。」
その一言がたまらなく嬉しかった。

隣を歩く君。何を話せばいいのか。わからない。
頭に浮かぶ事を話そうとするものの、なぜか、できない。

どきどき胸の音君に聞こえてないかな。
この、一言が頭によぎる。
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