意地悪なあいつ
走って靴箱までいく。

「あ」

「おせぇーよ」
「な、んでいるの?殉。」
「まってた。」
なにこの感じ、さっきと一緒だ。
スキでもないのになんか期待してる

「なあ、お前今日俺のコト睨んで
ただろ?」
やっぱりバレてる!!
「だ…った、らなに?」
動揺してんのバレバレだな、きっと。

「あはは、」
「なに笑って、んの?」
「やあ、面白いなと思ってさ笑」
「へ?」
殉って意味わかんない。
なのになんで私こんなにドキドキしてんだろ。
「俺とゲームしようよ?」
「なに、どんな?」
「一ヶ月の間で、俺に惚れるか惚れないか」
「な、!そんな馬鹿みたいなことすると思う?」
「へぇ、俺に惚れない自信がないんだ」

う"…
「わかった!。やればいーんでしょ」
「ふwじゃあ、そうゆことで。」
と、王子様スマイル。
「ふ、ふん!」
なに?スマイルなんかみせたからって
ちーっとも、スキになんかならないんだから。

「あ、今日は送ってくよ」
「へ?い、いいよ」




「はぁはぁ、はぁ。」
走って逃げてきちゃった
しかも、変なゲーム受けちゃったし。

好きになるわけないもん。絶対!!

「殉のバカ……」

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