あたし物語。
会う時間
『おはよっ♪』
「…はよ」
朝8時。
公園から最寄り駅までの20分が数少ないあたしたちのデートだった。
『超ネムそうだね♪』
「誰のせいだよ…
っつか何でマナはそんな機嫌いいの?」
朝からカオルに会えて嬉しいから♪
…何て恥ずかしくて絶対言えない。
あたし、会うたびにどんどんカオルのこと好きになってるなぁ。
――――――――
『駅つくのはやすぎ!!
もっと一緒にいたい!!』
結局あたしはカオルに優しく抱き締められてしぶしぶ学校行った…。
…この頃のあたしはワガママすぎたね。