あたし物語。
「ちょっとお母さん、そんな言い方ないでしょ?!
マナ泣いてるじゃん!」
お姉ちゃん…
ありがとう。
あたしは気付かないうちに泣いていた。
でも泣いたってどうにもならない。
『…お母さん。
あたしね、河合クンのこと大好きなの。
離れたくないの。』
もうあの頃のあたしじゃないんだ。
「…わかった。
無理に別れろとは言わない。
だけど門限は決めるからね!!
どんなにおそくても6時には帰ってきなさい」
きっと全てを認めてくれるのには相当時間がかかるだろう。
今は無理でも絶対認めさせてやる!