約束。~いつかまたここで~
麗の部屋・・・
そういえば一度も入ったことがない。
『コンコン。』
・・・・・・・・・
「・・・入るぞ。」
麗の部屋はまだ未開封の段ボールだらけで、麗はベッドで寝ている。
「・・・おい・・・、起きろよ。」
・・・・・・・・・
まいったな・・・。
「・・・んー、」
麗が寝返りをうつ・・・、その時麗の着ていたTシャツの裾がめくれた。
「・・・っえ、・・・」
麗のへそにはシルバーの丸いピアスが付いていた。
黒髪で化粧もせず制服も着崩さない、真面目なイメージからは想像できなかった。
「んー・・・。」
麗「・・・っ!!!なんでここにいるの?!」
やっと起きたか。
健人「お前のばあちゃんに入れてもらった。」
麗「・・・あっ、そう・・・。
で、どうしたの?」
健人「昨日は、悪かった。・・・だから、学校来いよ。」
・・・・・・・・・
麗はきょとんとしている。
・・・
麗「・・・あー!、別に気にしてないよ!
学校休んだのは時差ぼけのせいだから」
なんだ・・・、時差ぼけか。