約束。~いつかまたここで~
二人きりで帰るのがこんなに緊張するとは思っていなかった。
健人「・・・なんか話せよ」
麗「なんかって言われても・・・。
・・・そういえば健人って何部?」
健人「バスケ。」
麗「そうなんだ!祐太君は?」
健人「バスケ。」
麗「一緒なんだね!ホント仲良いもんねー。
祐太君って瑞希の幼なじみなんだよね?どんな人なの?私、瑞希関係じゃないと話したことないからさ、」
健人「祐太のこと話すのやめようぜ。」
麗「・・・うん、わかった。」
・・・
気まずい空気に耐えられなくなったのか、
麗は河川敷を走って下りた。
麗「ねー!健人もおいでよ!」
麗の隣に座る。
・・・
また気まずい雰囲気。
・・・
健人「・・・なぁ、そろそろ教えてくれないか。
帰ってきた理由。」
麗「・・・そうだよね。話さなきゃね。」