転校先は男子校?!--イケメンvs最強双子--
鈴SIDE
「「「「勝!!」」」」
蘭「あ………」
鈴「らーーーーんーーーーー!!」
あーもう!!これだからお姉ちゃんは…
蘭「や…いや~その…ごめんなさい…」
鈴「謝って済むなら警察いらない!!」
蓮斗「おい」
蘭「なに」
お姉ちゃんが振り返ると、そこには紅城の総長の蓮斗くんがいた
蓮斗「やっと会えた…」
蘭「ぇ…」
ギュッ…
蓮斗くんがお姉ちゃんに…
だ…だだだだ抱きついた?!
蓮斗「やっと見つけた…」
蘭「え…ちょっと!!離してよ蓮斗!!」
蓮斗「ボソッやっと…やっと…」
蘭「え?聞こえない」
な…ななななにやってんの!?
なに二人して顔赤くしてんの!?
わ…わわわ私わかんないよぉ~!!
ヒィッ…!!
そんなとき、私は左手を誰かに掴まれた
私は昔のトラウマがあったから、瞬時に手を払ってしまった
それで不振に思ったのか、"その人"は、今度は私のことを正面からしっかりと見て言った
賢「大丈夫。大丈夫ですから…」
鈴「あ…ぁ……」
賢「貴女に何があったのかはわからない。でも…」
賢「貴女を救うことはできます。だから安心して?」
う…うわああああああああああ…!!
な…なんじゃこりゃ!?
か…賢くん顔近い~…
てかだんだん近づいて来てるって!!
鈴「あ…ぅ……わかったよ…」
賢「それでいい。」
鈴「うん。いいんだけど…」
鈴「あの…け…賢くん?離して?」
賢「いいえ。離しません。しかし…すず…さん?」
鈴「ヒィッ…は…はいっ」
賢くんの目がキラッて光った!!
恐い…恐いよぉ~
賢「なんで鈴スズは僕に向かって敬語なんですか?」
鈴「ひ……人見知り…で……でも…賢…くんだって…」
そうなんです…
私…人見知りなんです…
銀鈴としてやってるときは…
まぁキャラが違うっていうか…感情移入?みたいなのだから
普段は家族以外で話せたりしないんです!!
いつもお姉ちゃんの後ろにいてばっかり…
ダメなのもわかってるけど…
でも…
賢「なに?こっちの方がいい?ともかく敬語止めてくん ねぇ?」
え!?
賢くんまさか腹黒?!二重人格!?
聞いてないよぉ~!!
(※言ってないです!!)
でも人見知り治したい!!
いつまでもお姉ちゃんに頼ってちゃダメだ!!
鈴「え?う…うん…」
わ…私!!
賢くんに手伝ってもらって
人見知り治します!!
(※鈴ちゃんだけ既に趣旨違ってます)