【リメイク前】大きな桜の木の下で【完】
というかなんで彼がここにいるのだ。
よくそんな高い場所登れたなぁと感心させられる反面、今の一部始終を見られていたことに焦りを覚える。
「悪趣味だなお前。あんな馬みたいな顔した奴のどこがいいんだよ」
「馬みたいな顔じゃないし!」
「俺の方が何倍もイケメンじゃん」
「…………」
ニヤニヤと笑いながら手に持っている焼きそばパンを頬張る曽根くん。
咲き誇る桜の中で彼の整った容姿がよく映えているのは否定できないが、それにしてもとんだナルシストとは、噂通り外見は良いのに中身最悪っていったところですね。
同じクラスじゃなくて良かった。下手に関わるとロクなことに巻き込まれかねない。と心から思った瞬間である。
速やかに校舎に戻ろうとした私だけど、一つだけ気になっていたから涙を拭ってなんでこんなところにいるのかと訊ねてみた。
よくそんな高い場所登れたなぁと感心させられる反面、今の一部始終を見られていたことに焦りを覚える。
「悪趣味だなお前。あんな馬みたいな顔した奴のどこがいいんだよ」
「馬みたいな顔じゃないし!」
「俺の方が何倍もイケメンじゃん」
「…………」
ニヤニヤと笑いながら手に持っている焼きそばパンを頬張る曽根くん。
咲き誇る桜の中で彼の整った容姿がよく映えているのは否定できないが、それにしてもとんだナルシストとは、噂通り外見は良いのに中身最悪っていったところですね。
同じクラスじゃなくて良かった。下手に関わるとロクなことに巻き込まれかねない。と心から思った瞬間である。
速やかに校舎に戻ろうとした私だけど、一つだけ気になっていたから涙を拭ってなんでこんなところにいるのかと訊ねてみた。