かけがえのないもの

過去の苦い想い

今は学校の昼休み。
毎日のように校庭にできる人の群れの中心を何となく見る。



「いい加減、
アイツの事を忘れたら?」


親友の真希が呆れた口調で私にいった。
真希と恋愛の話。つまり恋の話になると、きまって真希は私に説教をするんだ。


「小さい頃からずっと好きだったんだもん・・・・・・。今更無理だよ。」




私の名前は風上美佳(カザカミミカ)ふつーの高校生。
何も取り柄がなく、人生で1回も彼氏が出来たことがない・・・・・・私立ブス。




最近の悩み事はそれ。
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