LOVE ☆ Fact
「うっわー!俺、図書室なんて初めて来た!!」
「私も!!」
「そーいえば、3年間1回も来たことないかも…」
それもどうだと思うけど;
「えーっと確か………あ!あったあった」
奥の方にある棚で探していた洸太さんが卒アルを見つけたみたい。
「うっわ〜!楽しみ♪」
美希と朝陽はすっごいノリノリだ。
「・・・・・・・・・」
遥斗はなんだかご機嫌斜めなご様子で…。
「………は、ると…?」
「ん?」
「何か怒ってる…?」
普段は機嫌が悪いのを表に出さないのに…。
「怒ってねー。」
お?!?!?
相変わらず言葉が荒い。
「隠し通そうと思ってたのに…なんでこーなんだよ…」
「ん?何か言った??」
「いや。」
ブツブツと何か言ってるみたいだけど、小さすぎて聞こえず;
「玲〜!見ようよ!!」
椅子に座ってアルバムを見ようとしている美希に呼ばれた。
「あ、うん!遥斗も行こ?」
「おー。」