seasons.(シーズンズ)【完】
二学期初のホームルームでは宮ちゃんの雑談のあと、一年度の半分に差し掛かったということで早速役員入れ替えが行われた。
一学期同様反対意見の「は」の字も漏れることなく進藤が委員長を引き継ぐことになり、米澤は念願の図書委員になることができた。
面倒事が嫌いな俺は上手く交わし……きれなくて、クラスから男女一名ずつの修学旅行実行委員会に任命されてしまってたりする。
それも当り前のようにナツと。
もうクラス内で俺とナツは、お決まりペアと化しているようだ。
いやクラス内だけじゃ飽き足らず運命様から定められてるんじゃねーのか?
じゃなきゃこの状況をどう説明すればいい。
「あたし夏休み中に家族で山行ったの。バーベキューしにね」
役員決めのあと即行されたクジ引きによる席替え。
代わり映えしない隣の席の住人に、俺は顔がひきつった。
「だからこれ見て、虫刺されひどいのよ。スプレーかけてったのに全然効果ないんだもん。クレームつけようかしら」
なぜにまた隣の席なんだ、芳賀夏枝さんよぉ。
一学期同様反対意見の「は」の字も漏れることなく進藤が委員長を引き継ぐことになり、米澤は念願の図書委員になることができた。
面倒事が嫌いな俺は上手く交わし……きれなくて、クラスから男女一名ずつの修学旅行実行委員会に任命されてしまってたりする。
それも当り前のようにナツと。
もうクラス内で俺とナツは、お決まりペアと化しているようだ。
いやクラス内だけじゃ飽き足らず運命様から定められてるんじゃねーのか?
じゃなきゃこの状況をどう説明すればいい。
「あたし夏休み中に家族で山行ったの。バーベキューしにね」
役員決めのあと即行されたクジ引きによる席替え。
代わり映えしない隣の席の住人に、俺は顔がひきつった。
「だからこれ見て、虫刺されひどいのよ。スプレーかけてったのに全然効果ないんだもん。クレームつけようかしら」
なぜにまた隣の席なんだ、芳賀夏枝さんよぉ。