seasons.(シーズンズ)【完】
「おっじゃま~。バカ夏枝……ああ間違っちゃったわ。ハガ夏枝いる~?」
思い悩んでる最中、耳障りなソプラノが乱入してきた。
許可無くD組の教室に足を踏み入れてきたのは、
「濁点の位置勝手にズラしてんじゃないわよラーメンヘアー」
「そのあだ名やめてくんない?」
「ていうか何の用よ?」
「別にぃ~。ただD組のみすぼらしい作業を鼻で笑いにきたっていうかぁ~」
「うざ!」
山崎凛め、相変わらず腐った根性してるわね。
アイドルみたいに可愛い顔してる分、余計にそう感じるわ。
「ん、何持ってるのバカ」
「ちょっ勝手に取らないでよね」
加奈が持ってきたプリントを掠め取る山崎凛。
関心があるのか黙って文字を眺めている。
「ふ~ん、こんなのあるんだ。アタシもキーボードできるし、メンバー集められたら出てみようかなー」
「ふぇ?」「ほぁ?」
突拍子もない発言にあたしと加奈はマヌケな声を漏らしてしまった。
「え、うそ、アンタ今なんて言った!?」
血相を変えて山崎凛に詰め寄る。
思い悩んでる最中、耳障りなソプラノが乱入してきた。
許可無くD組の教室に足を踏み入れてきたのは、
「濁点の位置勝手にズラしてんじゃないわよラーメンヘアー」
「そのあだ名やめてくんない?」
「ていうか何の用よ?」
「別にぃ~。ただD組のみすぼらしい作業を鼻で笑いにきたっていうかぁ~」
「うざ!」
山崎凛め、相変わらず腐った根性してるわね。
アイドルみたいに可愛い顔してる分、余計にそう感じるわ。
「ん、何持ってるのバカ」
「ちょっ勝手に取らないでよね」
加奈が持ってきたプリントを掠め取る山崎凛。
関心があるのか黙って文字を眺めている。
「ふ~ん、こんなのあるんだ。アタシもキーボードできるし、メンバー集められたら出てみようかなー」
「ふぇ?」「ほぁ?」
突拍子もない発言にあたしと加奈はマヌケな声を漏らしてしまった。
「え、うそ、アンタ今なんて言った!?」
血相を変えて山崎凛に詰め寄る。