電車の運転士を夢見る陽香里は、なかなか希望通りの職種につけないものの、企画制作室でやりがいをみつけはじめる。
素敵な上司と、仕事には熱い先輩。そして、偶然電車で出会った駅員さん。
三人の男性に振り回されながらも、自分が誰を見つめているのか、そして仕事に対してどうむかっていきたいのかを見出していく物語。
女として自分からは告白したくない、という感覚の持ち主である主人公は、
とにかく自分の気持を見つめるのがヘタです。
時にこっちがイライラしてしまうほど受動的。
しかし、時に強引に迫ってくる橘さんに、ようやく自分の気持ちがはっきりしてきます。
そういう意味でも、彼女にあった人を選んだなぁと感じました。
一番輝いていた頃の彼女を知っている彼だからこそ、これからも彼女の本音をひきだしていってくれるのでは、と思いました。
爽やかな物語です。