私を見てよ…。



そんな彼のことを考え、眠い目をこすりながら通学路をあるいていると、背中を思いっきり叩かれた。

「痛っっ!!」

「美緒、おはよっ!」

背中を叩いて挨拶したのは、
私の親友の、朝倉 優菜。

優菜は中学はちがったものの、小さい頃から知っている。


ふわふわに巻いた腰までの髪。
クリクリとした目をさらにメイクで大きく見せている。

そして、名前の通り優しいのだ。

こんなに可愛いのだから周りの男たちがほっとくわけがない。






< 2 / 96 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop