私を見てよ…。
うとうとして寝てしまいイスから落ちる、という入学早々やらかした入学式から早、一週間が経った。
あっという間に教室に着く。
「はよっ!美緒、優菜!」
「おはよう、空!」
と私。
「お、おはよう、空くん。」
…あれ?優菜、顔赤くない?
そんなわけないか。
昨日せい…だよね?
モヤモヤしながらも席につく。
そしてHRが終わり、一時間目が始まる。
一番後ろの窓側。
ここから頬ずえをつき空を眺めながら彼、空と出会った時のことを思い出す。
…