私を見てよ…。
傾く気持ち。美織side
いつも通りの朝。
そしていつも通りの1日。
…だと思ってた。
でも、お弁当を食べ終わった後、
五時間目を受けている時のこと。
ーピロロン、ピロロン
…メール??翔からだ。
先生の目を盗みメールを開く。
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今日の帰り、予定あけといて。
話したいことがある。
教室に残ってて。
…END…
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…なんだろう?
まぁいーや。
ーそして放課後。
「美織!」
翔に呼ばれた。
「翔!話したいことってなに?」
静けさに違和感を感じ、わざと明るい声を出し翔に聞いた。
「真剣に聞いてくれ。美織。
俺、美緒のことが好きだ。ずっと好きだった。付き合ってくれない…かな。」
耳まで真っ赤にした翔が目に写る。
「時間を…ください。」
小さな声で答えた。
ーーその後は、二人なにもしゃべらずに家に帰った。