Love~それぞれの愛のかたち~
第一章 夢加
朝、目が覚める。外は激しく雨が降り、雷が鳴っていた。
こんな天気で学校に通わないといけないのかと思うと凄くダルく感じる。 そうだ、お母さんに送ってもらおう。
部屋から出て、階段を下り、リビングへと向かった。
父は先に早く仕事へ行き、母は朝食を作っている。妹は朝から電話をしている。会話の内容的に彼氏だろうな。 そうだ、妹と彼氏の会話とか聞いてる場合じゃなかった、お母さんに送ってもらうように言わないと。「お母さん、今日天気悪いから学校まで送ってくれない?」 母はいいよ~、と言った。
少し、学校行く気になったかな。
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