Love～それぞれの愛のかたち～

学校の廊下は湿気で濡れている。キュッキュッと上履きがなる。教室の中はとてもガヤガヤしている。「おはよ、ゆーめかっ！」後ろからテンションの高い友達の萌の声がした。「おはよ！なんか良いことあったの？」と聞いてみたら、急に小声になって言われた「実は、昨日やっと付き合う事になったんだ！！」と、凄く嬉しそうに言ってきた。私は「良かったじゃん！凄く悩んでたもんね～、長く付き合いなよ！！」萌はここ数週間ずっと悩んでいた。好きな人がいて、告白したいけど出来ないっていうお約束の恋愛の悩み。
私は親身になって相談に乗っていた。というより勇気づけた。別にそういうのはめんどくさくない。むしろ、好きだ。 本当に良かったね、萌。