届けたい想い
01*Love
のど飴と君【もえなside】
【もえなside】
ジリリリリ・・・・・
「んーっ!眩しいー…」
大きな音と共に、私は6時30分という、いつもより早めの時間に目を覚ました。
今日は寝坊しなくて良かったー…
いつもなら、遅刻ギリギリの時間に起きてるから心配だったんだよね。
え、なんで今日は早く起きたのかって?
そう。今日は私が初めて先輩となる日、そしてクラス替えがある日なんです!
希望とワクワクに満ちた私は、朝だと言うのにも関わらず騒音な音楽を聞きながら朝の支度をすることにした。
ふと、窓に目を向けると、カーテンから漏れた朝の太陽がとても眩しくて、
今の私の気分みたいに明るく暖かい気がした。