私は幽霊に恋をした
私は気がつけば非常階段を駆け降りていた。
もう…なにもわからない…

『瑠璃々!!!!!』

聞こえるのは隼人の声。
多分私の非常階段を駆け降りる音を聞いて来たんだろう…

でも……

『瑠璃々っ!!!』

非常階段の三階で腕を掴まれ
止まる。

『なんで逃げたのっ!!?』
息を切らして隼人は声を荒げた。
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