サイトウサン

「えっ……
南美…?
どうしたの……その体。」

姫莉が恐る恐るたずねる。

「太っちゃったー…あははっ」

もうすでに皆 南美と一緒に居たくないオーラ全開だ。
私達には友情なんてないのかもしれない。

すると、彩香がこそっと皆の耳元に囁いた。
南美以外の皆に───

「走って神奈のバイト先に行こう。
きっと疲れてついて来なくなるよ。」


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