涙唄--ナミダウタ--
「お、驚いた………。
あの時、あ、あ、、、、あのあのあの時に…こっこくっ…」
うまく口がまわらない。
相当驚いてる…。
「口まわってないぞー!」
バカかーと言って、私の頭を撫でてくれた。
それが、何故か落ち着いた。
やっぱ、音葉といたら落ち着くんだ。
「お、落ち着くね、とりあえず…。」
ふぅ と深呼吸をして、再び
音葉の方を向いた。
「音葉、おめでとう!!!!」
とにかく、おめでとう。
私本当に嬉しい。
だって、私の親友が幸せになったんだよ。
「照れちゃうなーぁ、ありがとね花音」
ピースサインを私に向けて、今までにない幸せそうな笑顔を私にしてくれた。
私も幸せだよ。
でもね…。