涙唄--ナミダウタ--
「ところで、聞きたいことっていうのはこれから話すことで。」
あ、そうだった。
音葉は私に聞きたいことあるんだったんだよね。
「そうそう、何?」
「花音、奏矢のこと好き…なんだよね?」
…………………………………。
「うえええええええぇぇぇえええ!?」
ななななななななんでわかったの!?
驚きすぎて、立ってブランコから離れる。
だって、もう驚いて。
「花音さっきから驚きすぎ!」
またお腹を抱えて笑い出した。
「し、仕方ないでしょっ!」
「図星だから?」
…ぐっ。
「はい、図星……です。」
絶対顔赤くなってる!
もうやだ!
そう思って、私は顔を俯かせた。