涙唄--ナミダウタ--



奏矢くんは、私の耳元で囁いて、

自分の席へ行った。




トクントクン、トクントクン。

私の胸は高鳴りっぱなし。
奏矢くんはすごい。




『ありがとな』




私の耳元から、離れない。
トクントクン。
トクントクン。


私の胸……うるさいなぁ。
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