涙唄--ナミダウタ--
そのあと、俺は家に帰った。
ゆっくり、歩きながら。
部屋に入った途端、ベッドに倒れ込んだ。
今日、色んなことがあって疲れた。
でも、寝ちゃう前に花音にメールを送ろうと思った。
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To.奏矢
今日の帰り、ごめんな。
怒鳴って悪かった。
あれは、本当に俺が悪い。
まだ、俺は音葉が好きみたい
なんだよ。
…花音はもう気づいてたのか?
それなら俺はガキだな。
花音に迷惑かけてばっかで、
本当にごめん。
でも、なんで花音が俺のことで
悩むのかがわかんねぇ。
よかったら教えてくれ。
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よし、これでいっか。
送信ボタンを押したら、テレビからある曲が流れた。