俺様編集長サマにLOVE NONSTOP!
「うん。そうだよね…」
前から言われてるのに、出来ない理由はただ一つ。
告白をしたことで、気まずくなりたくないから。
でも今なら、あんまり関係ないかも。
告白しなくったって、気まずくなっちゃったもん…。
「その修司さんて人と深入りしたら、面倒なことになりそうじゃない。早めに対策取らないと」
「うん…」
自信のない返事をしたと同時に、編集長が戻ってきた。
みんなの『お疲れ様です』の挨拶に、ぶっきらぼうに応えている。
「編集長もご機嫌ナナメね」
苦笑いを浮かべる弥生に、弱々しい笑顔しか向けられない。
結局、告白する決心が出来ないまま、流される様に修司さんとの食事の日がやって来たのだった。