俺様編集長サマにLOVE NONSTOP!
「本当に、今夜一緒にいられるの?」
勢いで化粧室へ飛び込み、メイクのチェックをする。
夜中の化粧室なのに、不気味に思うどころか、はやる気持ちが抑えきれなくて顔が緩む。
今夜一緒ってことは…、つまりエッチをするってことよね?
「キャー!信じられない。本当に信じられない」
編集長とエッチだなんて、想像しただけで意識が遠のきそうだ。
だけど、わたしだっていい歳なんだし、男女が夜やることくらい分かっているし、覚悟もしている。
「とにかく、メイクを直して…」
早く編集長のところへ戻ろう。
この数十分の時間ですら、離れているのがもどかしい。
小走りでオフィスへ戻ると、ちょうど編集長が片付けをしているところだった。
「あ、良かった。戻ってきてくれた」
わたしを見るなり、編集長は安堵のため息をついた。