俺様編集長サマにLOVE NONSTOP!
そんな編集長に、心はジワジワと温かくなる。
不安に思う気持ちは一緒なんだ。
「まさか、わたしが帰るって思いました?」
からかうように言うと、編集長は少し顔を赤らめた。
どうやら図星みたいで嬉しくなる。
「そんなわけないじゃないですか。わたし、編集長といられるなら帰りたくないですから」
ゆっくり側へ寄ると、編集長はわたしの腰に両手を回し引き寄せた。
またもや至近距離に顔がきて、ドキドキしてしまう。
「帰りたいって言われても、今夜は絶対に帰さない」
「えっ?」
顔が熱くなっていくのは、鼓動が速くなっているから。
今夜が二人きりで過ごす夜になるなんて、数時間前のわたしじゃ想像もしてなかったのだから。
「編集長、早く二人きりになりたい」
自然と口を出た言葉に、編集長はもう一度キスで応えてくれる。
そしてわたしたちは、編集長のマンションへと向かったのだった。