俺様編集長サマにLOVE NONSTOP!


顔が赤くなり、恥ずかしさを隠しきれないように、わたしの体を乱舞に引き寄せる。

背中に触れる手は、いつも以上に温かかった。

「ホント、ムカつく。今度からは、ちゃんとオレの言うことを聞けよ」

「う、うん…。ごめんね」

顔が近いってば。

覗き込む亮平の顔は、至近距離にある。

息遣いすら分かるくらいに。

ここはオフィス。

それも、いつみんなが来るか分からないのに、近くで亮平の顔を見ていると、ドキドキで胸が高鳴ってくる。

そして、思っちゃった。

キスをして欲しいって…。

「香乃子…」

呟くように名前を呼ばれて、自然と目を閉じる。

亮平が、こんな風に名前を呼ぶ時はキスをする時だもん…。

分かるよ…。

すると、期待通りに唇が重なった。
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