俺様編集長サマにLOVE NONSTOP!
わたしを抱きしめる腕の力が強すぎて、体が痛い。
だけど、それは苦痛じゃなくて、むしろますます胸を高鳴らせた。
だってこの強さは、きっと亮平の愛情だから。
亮平は、わたしの頬に優しく触れると唇を重ねてきた。
「亮平…、誰か来るかも」
「大丈夫。しばらく誰も来ないよ」
本当かな…。
付き合っていることを隠そうとする割には、こんな場所でキスをするなんて、無防備過ぎる気もする。
だけど、キスを拒むほど強くなれなくて、流されるまま唇を重ねた。
優しく髪を撫でられながら、唇が離れそうになるとまた引き寄せられて…。
この時間が最高に幸せ。
どれくらいキスをしていたのか、廊下からヒールの音が聞こえてきて、慌てて離れたのだった。