俺様編集長サマにLOVE NONSTOP!
「えっ!?」
話を突然振られた亮平は、珍しく動揺して目が泳いでいる。
さすがの亮平も、早川さんの無茶ぶりには、即座の対応が難しいらしい。
「思いません?お似合いって」
早川さんに詰めよられ、亮平は若干引き気味だ。
「そ、そうだなぁ。それは本人の気持ちの問題だし、無茶を言うのは良くないんじゃないか?」
引きつった笑顔で答えた亮平に、早川さんはまだ不満そうだ。
だけど、渋々ながらも納得した様に返事をした。
「そうですねぇ。でも、これから何度も顔を合わせるんだし、平瀬さんも心を動かされるかも」
早川さんはそう言って部屋を出た。
ホント、早川さんにも困ったものだわ。
ため息をつきながら、ドッと疲れを感じていた。
それにしても、何でそこまで修司さんにこだわるんだろ。
はっきり言ってわたしたち、まだお互いをほとんど知らない仲なのに。