俺様編集長サマにLOVE NONSTOP!


「おっ!?平瀬やってくれるのか?」

パッと顔を明るくした編集長に、小さく頷いてみせる。

そして、みんなはホッとした様に、力を抜いていた。

「ありがとな、平瀬。じゃあ、後で話をするから、会議が終わったら残って」

「はい。分かりました」

満足そうな笑顔を浮かべて、編集長は次の議題に移った。

テキパキと会議をこなすところも、意見をうまくまとめるところも大好きで、それを見れる会議は特別好きな時間だ。

話を聞く振りをしながら、つい見とれてしまう。

そんな編集長の役に立てるなら、メイクのモデルくらい何てことない。

それより、早く会議が終わったらいいのに。

仕事の話といえど、二人きりになれるのが楽しみだから。
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