俺様編集長サマにLOVE NONSTOP!
おかしいと心で叫んだのも虚しく、二人が付き合ってるという噂は、瞬く間に広がった。
なぜなら、どうやら早川さんは、亮平とキスをしたことを、誰かに話したらしい。
どんな風に説明をしたのか分からないけど、出どころはそこで、すっかり二人は『時の人』となっている。
そしてわたしは、何度か修司さんから、キスを改めて謝りたいと言われたけど、その度に断っていた。
正直、そんなことより亮平たちが気になって、修司さんに会うどころじゃない。
真実をうやむやにしてしまったことを、かなり後悔した。
やっぱり、ちゃんと話を聞くべきだったんだ。
まさか、こんな噂が立つとも思わず、そして二人が特に否定もしないから、噂はいつしか真実になりそうで…怖かった。
そんな矢先、修司さんから会社を通してパーティーの招待状が届いたのだった。
招待されたのは、わたしたちプロジェクトチームのメンバーで、泊りがけのパーティーだったのだ。