俺様編集長サマにLOVE NONSTOP!


「あっ、亮介。見て見て!香乃子ちゃん、可愛いでしょ?」

絵美さんは半ば強引に、わたしを編集長の方へと押しやった。

「えっ!?」

編集長がどんな反応をするか、期待と不安で待っているのに、『えっ!?』以外、全く反応を示さない。

まさか、似合ってないとか…?

わたしには大満足だったけど、編集長にはお気に召さないとか?

そんな不安が広がり始めた時、絵美さんが亮介に顔を近付けたのだった。

「あー!亮介ってば見とれてるね?」

「な、何を言ってるんだよ」

「だって、口開けて香乃子ちゃんをずっと見てるじゃない。可愛いでしょ?」

見とれてる?

わたしに見とれてるって、本当?

絵美さんの言葉を真に受けるほど自惚れていないわたしは、疑いの目で編集長を見た。
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