センセイの好きなもの
「でもどうして巧先生、来てくれたんですか?」
「紗絵から連絡が来たんだよ。帰ろうと思ったら、ツムが酔い潰れてるから迎えに来てくれって、場所だけ言ってガチャ切りしやがって。それでお前は倒れ込んで眠っちゃうし、抱えて車乗せて帰ってきたってわけ。俺が受け止めてなかったら怪我してたんだからな」
迷惑かけまくりじゃん…。
巧先生は私のおでこにデコピンをくらわせると、バカと呟いた。
本当にバカだよ。巧先生にも紗絵さんにも迷惑かけて…。
しかも巧先生は私の仕事をやってくれている。
私もやろうと、痛む頭を恨めしく思いながらベッドから出ると、テーブルの上にはピザの空き箱が二つ。
まさか巧先生、全部平らげたんじゃ…。
「あの、ピザ…全部食べたんですか?」
「腹減っててさ。けどやっぱりツムが作るメシがいいな」
今度ピザを焼いてあげようかな。私を介抱してくれたお礼に。
時計に目をやると22時を過ぎた頃だった。どれくらい眠ってたんだろう。
「紗絵から連絡が来たんだよ。帰ろうと思ったら、ツムが酔い潰れてるから迎えに来てくれって、場所だけ言ってガチャ切りしやがって。それでお前は倒れ込んで眠っちゃうし、抱えて車乗せて帰ってきたってわけ。俺が受け止めてなかったら怪我してたんだからな」
迷惑かけまくりじゃん…。
巧先生は私のおでこにデコピンをくらわせると、バカと呟いた。
本当にバカだよ。巧先生にも紗絵さんにも迷惑かけて…。
しかも巧先生は私の仕事をやってくれている。
私もやろうと、痛む頭を恨めしく思いながらベッドから出ると、テーブルの上にはピザの空き箱が二つ。
まさか巧先生、全部平らげたんじゃ…。
「あの、ピザ…全部食べたんですか?」
「腹減っててさ。けどやっぱりツムが作るメシがいいな」
今度ピザを焼いてあげようかな。私を介抱してくれたお礼に。
時計に目をやると22時を過ぎた頃だった。どれくらい眠ってたんだろう。