センセイの好きなもの
巧先生と吉川先生は嘘のようにピタリと言い合いを止めて、またキーボードを叩き出す。
「二人とも早く仕事終わらせてね。さて、何を食べようか。レディーファーストでツムちゃんが決めていいよ」
「いえ、そんな。私はご馳走してもらえるだけで有難いので」
「ツム、親父は金持ってるぞ。普段食えないモン食わしてもらえ」
普段食べれないものかぁ…。高いお肉とか?でも魚介類とかもいいかな?
大先生ならオシャレなお店も知ってそうだけど、みんなで行くなら気を使わないところがいいかな。
何せまた巧先生と吉川先生がモメるかも知れないしね。
結局、場所は飲み屋街の一角にある焼き肉屋さんになった。
個室もあって人気のお店らしく、行列が出来るらしい。
今日はこんな天気だからか、お客さんはまばらだ。
「それじゃお疲れさん。乾杯!」
みんなでグラスをチンと合わせる。
大先生と巧先生は車だからノンアルコールビール。吉川先生は生ビール。
私はお酒はこりごりだし、大先生の勧めを断ってコーラにした。
「二人とも早く仕事終わらせてね。さて、何を食べようか。レディーファーストでツムちゃんが決めていいよ」
「いえ、そんな。私はご馳走してもらえるだけで有難いので」
「ツム、親父は金持ってるぞ。普段食えないモン食わしてもらえ」
普段食べれないものかぁ…。高いお肉とか?でも魚介類とかもいいかな?
大先生ならオシャレなお店も知ってそうだけど、みんなで行くなら気を使わないところがいいかな。
何せまた巧先生と吉川先生がモメるかも知れないしね。
結局、場所は飲み屋街の一角にある焼き肉屋さんになった。
個室もあって人気のお店らしく、行列が出来るらしい。
今日はこんな天気だからか、お客さんはまばらだ。
「それじゃお疲れさん。乾杯!」
みんなでグラスをチンと合わせる。
大先生と巧先生は車だからノンアルコールビール。吉川先生は生ビール。
私はお酒はこりごりだし、大先生の勧めを断ってコーラにした。