センセイの好きなもの
網の上にはまず牛タン塩。普通のとネギのせの2種類。
「つーか何で巧先生、ツムちゃんの隣なんすか」
「いいだろ、別に。お前、親父の隣は嫌なの?」
「そんなこと言ってませんよ」
そもそも私は大先生と巧先生が並んで座ると思っていた。
だけど大先生が私を手招きしたから隣に座らせてもらおうとしたら、巧先生の無言の圧力によって巧先生の隣になってしまったというわけ。
もしかして束縛ってやつ?
まさかね。
巧先生は焼けた肉をポイポイ、私と吉川先生のお皿に投げるように置いてくる。
美味しそうな匂い。
「いただきます」
柔らかくてジューシーで美味しい。焼肉なんていつぶりかなぁ。
「巧先生、ツムちゃんのこと好きなんでしょ?」
吉川先生の問いかけに巧先生はギクッとしたようで、肉をつかみ損ねた。
かっこいいし優しいところもあるのに、大事なことはなかなか言ってくれないんだよね。
それとも、紗絵さんとのことがあったから…?
「つーか何で巧先生、ツムちゃんの隣なんすか」
「いいだろ、別に。お前、親父の隣は嫌なの?」
「そんなこと言ってませんよ」
そもそも私は大先生と巧先生が並んで座ると思っていた。
だけど大先生が私を手招きしたから隣に座らせてもらおうとしたら、巧先生の無言の圧力によって巧先生の隣になってしまったというわけ。
もしかして束縛ってやつ?
まさかね。
巧先生は焼けた肉をポイポイ、私と吉川先生のお皿に投げるように置いてくる。
美味しそうな匂い。
「いただきます」
柔らかくてジューシーで美味しい。焼肉なんていつぶりかなぁ。
「巧先生、ツムちゃんのこと好きなんでしょ?」
吉川先生の問いかけに巧先生はギクッとしたようで、肉をつかみ損ねた。
かっこいいし優しいところもあるのに、大事なことはなかなか言ってくれないんだよね。
それとも、紗絵さんとのことがあったから…?