センセイの好きなもの
忙しい仕事の合間でも、ホッと一息つける時間でも、簡単にお腹を満たせるように、料理を作ってくれる人が欲しい…。
それでいて事務業もこなしてくれる人だったら最高!


そこで普通にそれなりに料理が出来る私は採用してもらえた、とのこと。



自転車が通う私は事務所の目の前の駐輪場に自転車を停めて、事務所に向かう。

事務所の下には美容院が入っていて、ここは先生の行きつけ。


私は階段を上って事務所に着くと鍵を開けた。
今週は私が鍵当番。


室内に入ると、ブラインドと窓を開けて空気を入れ替える。
応接スペースは二部屋あって、窓側にあるスペースも同じように窓を開けようと中に入ったとき、私は突然足を取られてお尻から転んでしまった。


今、ムニュッとしたもの、踏んだよね…?



< 4 / 234 >

この作品をシェア

pagetop