センセイの好きなもの
「お待たせ。これ苺なの。母さんの知り合いからたくさん貰って。事務所のみんなで食べて」
袋の中には大粒の苺が入ったパックが3つ。
ツヤツヤしていて美味しそう。
そういえば巧先生、ここのところ苺が食べたいって騒いでたから喜ぶだろうな。
そもそも巧先生は食べたいならスーパーでも行って買ったらいいんだけどね。
思わずそう言ってしまうと、香さんは笑い出した。
「アハハ。巧ったら昔、苺狩りで100個くらい食べてね。とにかくもう手当たり次第みたいに、美味い美味い言いながらバクバク食べて、それでもまだ足りないって言って、お土産にいっぱい苺買ってたのよ。
ホントにあいつは食べることだけが楽しみだから。ツムちゃんもたまには手を抜いて、巧に何か奢ってもらったら?彼女はいないし独身だし、金だけは持ってるから」
巧先生は昔から食いしん坊だったのか…。
でも喜んで食べてくれるから作り甲斐はある。
私は香さんにお礼を言って店を出ると、文房具店に向かった。
袋の中には大粒の苺が入ったパックが3つ。
ツヤツヤしていて美味しそう。
そういえば巧先生、ここのところ苺が食べたいって騒いでたから喜ぶだろうな。
そもそも巧先生は食べたいならスーパーでも行って買ったらいいんだけどね。
思わずそう言ってしまうと、香さんは笑い出した。
「アハハ。巧ったら昔、苺狩りで100個くらい食べてね。とにかくもう手当たり次第みたいに、美味い美味い言いながらバクバク食べて、それでもまだ足りないって言って、お土産にいっぱい苺買ってたのよ。
ホントにあいつは食べることだけが楽しみだから。ツムちゃんもたまには手を抜いて、巧に何か奢ってもらったら?彼女はいないし独身だし、金だけは持ってるから」
巧先生は昔から食いしん坊だったのか…。
でも喜んで食べてくれるから作り甲斐はある。
私は香さんにお礼を言って店を出ると、文房具店に向かった。