センセイの好きなもの
「それならその内職、辞めてくれないか」
「えっ」
巧先生は真面目な顔をしている。
前に内職がバレたとき、私が何をしようと勝手だと言った。
…まさか気が変わったとか?
巧先生はムスッと、いや、ブスッとしている。ほっぺがパンパンに膨らんでいる。
ちょっと可愛いんですけど…。
「あの、それはクビが飛ぶ話でしょうか…?」
恐る恐る聞いてみる。
ここの仕事を失くしたら本当に困る。
「ちげーよ。お前さ、ここの掃除も結構ちゃんとやってるだろ?」
「手抜きしてるところはしてますよ。でも、掃除と賄いは私の仕事ですから…」
みち子さんは見えないところは適当でもいいなんて言っていたけど、事務所はなるべく手抜きせずに隅々までやっているつもり。お金をもらっているわけだし。
「えっ」
巧先生は真面目な顔をしている。
前に内職がバレたとき、私が何をしようと勝手だと言った。
…まさか気が変わったとか?
巧先生はムスッと、いや、ブスッとしている。ほっぺがパンパンに膨らんでいる。
ちょっと可愛いんですけど…。
「あの、それはクビが飛ぶ話でしょうか…?」
恐る恐る聞いてみる。
ここの仕事を失くしたら本当に困る。
「ちげーよ。お前さ、ここの掃除も結構ちゃんとやってるだろ?」
「手抜きしてるところはしてますよ。でも、掃除と賄いは私の仕事ですから…」
みち子さんは見えないところは適当でもいいなんて言っていたけど、事務所はなるべく手抜きせずに隅々までやっているつもり。お金をもらっているわけだし。