センセイの好きなもの
大先生はおろか、みち子さんのことも知っている…玉井先生は一体何者?
「ツムはな、俺の彼女だ!」
「かっ、かっ、彼女ぉ?!ツムちゃん、いつの間にそんなことになってたの?」
吉川先生はホントなの?!と、しがみついて聞いてくる。
大先生はスマホを床に落としたらしく、ガシャンと大きな音がする。見ると、口をパクパクさせて私を指さしていた。
「巧、見え透いた嘘つくんじゃないわよ。こんな小さな事務所で二人が付き合ってることを誰も知らないなんて、それは無理があるわ」
玉井先生はフンとでも言いたげな表情だ(言ったかも知れないけど)。
「無理?何で?付き合うことを隠したからってそれは別に大した問題じゃない。こうやって騒ぎになるから言わないだけだ。そうだよなぁ、ツム?」
巧先生は自信満々に私を見てくる。そして玉井先生を押し込むようにして応接室に入って行った。
「ツムはな、俺の彼女だ!」
「かっ、かっ、彼女ぉ?!ツムちゃん、いつの間にそんなことになってたの?」
吉川先生はホントなの?!と、しがみついて聞いてくる。
大先生はスマホを床に落としたらしく、ガシャンと大きな音がする。見ると、口をパクパクさせて私を指さしていた。
「巧、見え透いた嘘つくんじゃないわよ。こんな小さな事務所で二人が付き合ってることを誰も知らないなんて、それは無理があるわ」
玉井先生はフンとでも言いたげな表情だ(言ったかも知れないけど)。
「無理?何で?付き合うことを隠したからってそれは別に大した問題じゃない。こうやって騒ぎになるから言わないだけだ。そうだよなぁ、ツム?」
巧先生は自信満々に私を見てくる。そして玉井先生を押し込むようにして応接室に入って行った。