極道一家のマヤ



別に隠しておくこともないので素直に教える。





「美都場 嵐」




どーせすぐ知ることになるだろうしな…。








言った瞬間…






「え」






女は、目を見開いた。







「みと、ば…」





やっぱりそうか、という気持ちと、なんで、という気持ちが含まれているような奇妙な目…。




なんなんだ、こいつは。




転校生で、オレのことは知らないんじゃなかったのか?










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