極道一家のマヤ
『嵐』の連中に視線を向けながら、どうしたものかと必死に頭を働かせる。
教室の入り口にずっと突っ立ているわけにもいかないので、とりあえず窓際の自分の席へとついた。
ああ~本当にどうしよ…
あの人たちにお気に召されようなんて…自分にそんな魅力と才能があるとは思えない。
最悪…
美都場にどうしてあんな態度をとってしまったのか、今更になってまたしても後悔がおしよせる。
けど、ケツ踏んづけられて怒らないヤツはいないだろうし…
喜べばよかったのかな?
ってドMか!!!!
ああーひとりツッコミしてる場合じゃなくってー
自分の能天気過ぎる考えに頭を抱えた…
そのときだった。