極道一家のマヤ



「当たり前。私、転校生だし」



「「ええ!?」」



見事に重なる二人の声。





一方、美都場と春野は、はじめからわかっていたというようなポーカーフェイス。



「道理でお前、屋上で会ったときから見たことない顔だと思った」



美都場に関してはその時点で感づいていたみたい…。








ふと…




「え」




目の前に差し出される左手…。















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