極道一家のマヤ



それで100%『嵐』に入れてもらえるかはわからないけど…試してみる価値は十分にある。




仲間にお願いされれば、美都場も少しは考えを変えてくれるかもしれないし…







「わかった…やる。」




私の言葉に…



「本当に…君みたいな子初めて」



神名はニヤッと口元に笑みを浮かべた。






まるで新しいおもちゃでも見つけたような…子供のように無邪気な、けどどこか不敵のこもる笑い。







彼の背後で、春野と綾瀬が小さくため息をついたことに…




私は気付かなかった。






















< 202 / 581 >

この作品をシェア

pagetop