極道一家のマヤ
『嵐』の仲間になるのはあきらめろ―・・
あれから…
ちょうど2週間が過ぎようとしていた。
私は、一体何を間違ったんだろう…
予定では今頃『嵐』の仲間になって、それで…
家のことを話せば、少しは『嵐』のみんなは自分を認めてくれるかな…?
私が並大抵の覚悟で仲間になろうとしてたわけじゃないって…
だけど…
もう、何もかもが遅い気がする。
私は既に「失敗」してしまっているのだ。
ほんと…容量の下手な自分がイヤになる。
こんな人間、社家に捨てられても仕方ないよね…
律子も東次郎も、そして透哉も…
絶対にこんな「失敗」はしない。