極道一家のマヤ



は…?




一瞬、


耳を疑った。





「私たちは止めたんです…何度もやめろって言って…


だけど…




そこの女が…」





私はゆっくりと後ろを振り向く。




胸ぐらをつかんだ、あの女が……私を指さしていた。



同時にふたりの視線が…私へと向けられる。



次の女の一言が、最後のとどめだった。










< 344 / 581 >

この作品をシェア

pagetop