極道一家のマヤ
「私を素直に『嵐』の仲間にしていれば…あんたたちの大切な幼なじみはそんなことにならずに済んだのにね。」
自分の胸ぐらをつかみ上げている…美都場の拳がブルブルと震えている。
前髪で、こちらからその表情は見えない。
そんな彼に私は続けた。
これが……最後のとどめの言葉。
「自業自得。恨むなら私を怒らせた自分を恨んで…
ざまあみろ」
瞬間…
「てめえ…」
再び鋭い眼光を宿した彼の目が…私へと向けられた。