極道一家のマヤ



「お晩です、お嬢!!夕飯をお持ちしました!!」





今日も7時ジャスト。




襖の奥から、微かにいい匂いと男の声がする。




「ありがとう。置いといていいよ」


「うす!!」




ドタドタと、廊下を足早に歩いて行く音がする。




それを確認してから、私は自室の襖を開けた。









会議は、この夕飯が届けられてすぐに始まる。




つまりもう始まる頃。















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