極道一家のマヤ



私が住所を教えたから、美都場がここに来れたってのはわかる。



だけど、根本的な問題はそこじゃなくて…



「わ、私のアパートの近くにでも…何か用事…?」



なんで、美都場がここにいるのかってことなんだけど…





瞬間…



「そんなじゃねえよ…」



決まり悪そうに私から視線をそらす美都場。



「お前と一緒に学校行くために決まってんだろ」



だがすぐに、そんなことをボソリと言った。








「え…?」



私と一緒に…学校に行くため…?



美都場の言葉に、私は大きく目を見開く。









< 451 / 581 >

この作品をシェア

pagetop